食は人の天なり  〜管理栄養士の実習日誌〜

病院で働く管理栄養士の毎日の記録です。

1月10日 成人の日 宅配食について

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おはようございます。今日は大阪は雨模様です。

昨日は出勤で今日がお休みなので、今日もゆっくり更新になりました。

 

それでは、10日祝日の業務報告を行います。

8:30  出勤

9:00 朝礼

10:00 事務作業 透析患者さんの栄養指導

11:00 昼食配膳チェック

11:30 事務作業

12:30 夕食の食札準備

13:00 休憩

14:00 透析患者さんの栄養指導

15:00 病棟に濃厚流動食の提供

15:30 朝食札準備

16:00 倉庫お片付け

16:30 明日の昼食札準備

17:00 夕食の配膳チェック

17:30 退勤

でした。

透析患者さんは祝日も元旦も関係なく治療に来られますので、栄養指導を行いました。特に昨日は、宅配弁当について質問があったので、朝から5人ほど栄養指導を回りました。

 

高齢の方は買い物に行くのが億劫になることや、重たいものが持ちづらいので野菜や米など購入量が減る傾向にあります。なので簡単で軽いインスタント食品や、お惣菜ばかりになってしまうのだそう。

料理がまだ家でできる方には、生協さんの宅配や、ミールキットを提案します。しかし、足腰が弱く台所に立っていられない方、料理が全くできない方には宅配弁当も提案します(今回は患者さんの方からの質問でしたが)。コロナ禍になり、買い物に行くのが怖い患者さんがよく宅配弁当や食品の宅配を頼むことも増えてきました。

もちろんお弁当も種類豊富で、減塩のものもたくさんあります。でもお話を伺っていると、何ヶ月かしたら「飽きて他のお惣菜を買うようになった」や、「同じようなものが来るので、結局やめた」、「家の味付けと違うので、美味しくなくやめた」などやめてしまったり、他に余計に味の濃いものを食べている方が多いように感じます。

業者さんもバラエティー豊富にしてくださっていますが、やはり限界があるようです。こういう患者さんを見るたびに、体が当たり前に動くことがいかに素晴らしいか、ということも考えますし、この状態の患者さんに健康的に食事をとってもらうにはどうしたらいいのか…と考えることもあります。

 

足や腰に痛みが少ない方には、男性でも積極的に簡単に作れるレシピなどを提案することにしています。料理男子さんを増やすのを密かな目標にしております☺️ 結局料理も「この人はおじいちゃんだから…」と諦めるでなく、「とりあえず電子レンジでできる料理からしませんか?」などと提案すると結構してくれます。今1人料理男子(透析患者さん)になってくださった方がいて、栄養指導に行くたびに新しい料理をお癒えてくださるのが楽しみです✨

 

また、全く料理ができない方には宅配食を提案し、ほったらかしにせず状況を逐一お伺いすることにしています。飽きてきそうなら他の宅配食の提案を行いますし、ヘルパーさんに食事について不満があるときはヘルパーさんに連絡することもしばしば。お互いの意見を聞いて、栄養士として提案できることを探ることもあります。連携も大事ですので、積極的に行うように心がけています。

 

昨日の患者さんは宅配弁当やってみます。と言っておられたので、これから飽きずに食べられるかをみて行こうと思いますし、おやつが増えないように要観察です(笑)

患者さんの食事が楽しいものになるように、これからも頑張りたいなあと思った成人の日でした。

 

成人になられた方、おめでとうございます⭐️大変な中旧友や恩師に会えたでしょうか、そうなっていることを願います。

どうかこんな世の中ですが一緒に頑張っていけたらなあと思っています。

 

それではお先に失礼します。

お疲れ様でした♪