食は人の天なり  〜管理栄養士の実習日誌〜

病院で働く管理栄養士の毎日の記録です。

1月12日 嗜好調査と栄養指導

 

f:id:fregrantoliveKS:20220113070617j:image

おはようございます。最近またコロナの陽性者が増えてきて、世間が騒がしくなってきました。病院に勤める者として感染対策はしっかり行おうと思います。

手洗い、うがい、食事をしっかり食べる、よく寝る、よく笑う😀

です。皆様も無理せず、自分にプラスになることをして過ごしましょう✨

 

それでは12日の業務報告を行います。

9:00 出勤 朝礼

10:00 外来の栄養指導

12:30 報告書入力など

13:00 休憩

14:00 病棟へ嗜好調査に回る

15:30 事務作業

16:00 補食などの発注作業

16:30 明日の昼食札準備

17:00 修飾の配膳チェック

17:30 事務作業

18:00 退勤

でした。

嗜好調査は今まで用紙をお渡しして回答していただいたのですが、この状況では憚れるので(書けない人も多いですし)聞き取りを行っています。

なので時間がかかる…おせち料理の聞き取りを行った時と同じ状況になりました☺️食事についてお伺いしているんですが、話がとぶ患者さんも多く、1病棟回るだけで1時間半くらいかかってしまいました^^;

食種にもよりますが、やはり減塩食を提供している患者さんには「味付けが薄い」と言われることが多かったです。減塩食でも美味しいと感じていただけるよう工夫していかないといけません。さらに、他の意見では「お正月にお餅やお雑煮、ぜんざいなど食べたかった」という意見もいただきました。

お餅は昔提供していたそうなのですが、喉に詰まらせる患者さんもいたらしく、提供してませんでした。今は食べやすいお餅もあるようですし、またこれも来年に向けて検討していくことにしようと思います。面会や外泊もできない病院で、季節を感じられるのは食事だと言ってくださる患者さんも多いので。

 

午前中の栄養指導は多くの患者さんが来られました。その中には24時間蓄尿 という検査方法を行っている患者さんもいらっしゃいます。24時間きっちり尿を保管して、1部を病院に持ってきていただく検査方法です。この蓄尿たんぱく質摂取量、食塩摂取量、水分量がわかるのですが、患者さんの協力がないと成り立たない検査方法なので少しでも尿量を間違うと計算に狂いが出てくるようです。

 

食事記録では肉や魚を押さえているのに、蓄尿の結果は芳しくない(たんぱく質が多い)ので主治医にいつも注意される方がおり、よく聞くと目が悪く蓄尿している量が曖昧になっているとのこと。尿量は自己申告なので、それでは計算に狂いが出ている可能性があることを発見できました。

採尿する容器のメモリのところに分かりやすく目印をするなどやってもらうようアドバイス。次回やってみますとのことでした。

なかなか患者さん主体の検査方法なので、勘違いをしていたりすると結果が違うものになってしまうようです。

患者さんが正しく蓄尿できているか、これからも話をよく聞いていかないとなあと思った12日でした。

 

それではお先に失礼します。

お疲れ様でした♪