食は人の天なり  〜管理栄養士の実習日誌〜

病院で働く管理栄養士の毎日の記録です。

10月27日 食事とこころ

 

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おはようございます。今日もわたしが住んでいる地域は晴れてくれています。

今日は久々に少し出かける予定があるので休みですが、早起きしています。

休みの時ほど、早起きして色々としたくなってしまいますね。

そういえば昨日はハロウィンについてお話ししたかなと思いますが、お菓子くらいは作ろうかなと♪

南瓜パウダー、マフィンの素、可愛いハロウィン仕様のカップを買いました。作る時間があるのでしょうか‥😃あれば作って写真を載せます。

 

さて、昨日27日の業務報告です。

 

8:15  出勤 外来朝礼

9:50 栄養科での朝礼

10:00〜12:30 外来の栄養指導 7人

13:00 休憩

13:30 休憩中に営業さんが来られる

14:30  透析の外来栄養指導

15:00 栄養指導報告書記入

15:30  症例検討(糖尿病療養指導士のレポート作成に向けて)

16:30 明日の昼食の食札準備

17:00 夕食の配膳チェック

17:30 退勤

でした。昨日はなかなか忙しめの1日でした、特に昨日来た外来の患者様は1人1人話が長い患者さんが多かったです。

 

これはちょっと不思議なことだな。と思っているのですが、何人か違う人に栄養指導をしていくと、同じようなことを同じ日に来た患者さんが聞くことが多いんです。なので、「あれ、さっきもこの栄養素の説明したな?」とか、「さっきもカリウムについて話したなあ」と思うことがよくあります。

これはあるあるなんだろうか、1日に10人程度午前中で栄養指導していることもあるからかもしれませんが。同じような悩みを持つ患者さんが多いんだなと感じ、日々正しい知識を持って話すよう心がけています。

 

昨日はすこし特殊でして、同じ共通点が「食事云々より心の状態があまり良くない」患者さんが多かったんです。なので時間がかかるかかる( ;  ; )

「最近悩み事が多くて、過食してしまうんです」と言われて(糖尿病の方)「そうなのですね。じゃあ野菜をしっかり取ることと、間食は減らしましょう」

などいえません。だっていくら上部の事を言っても、根本的に治療する患者さんの心が食事に向かっていないんです。

心理学やカウンセリングの能力が本当に必要だな、勉強しなければ、と毎回感じてしまいます。

「何があなたをそうさせているのか、ちょっと整理してみましょう」とすこしお話しを無理のない範囲で聞くように心がけています。

時には食事の話をあまりせずに終わることもあります。でも、患者さんの顔がすこし明るくなり、栄養指導室を足軽に出ていく姿を見るとすこしホッとします。(その後栄養指導報告書に書くことがなく悩むのですが)

家族や主治医には話しづらいことを、栄養士の前ではぽろっと言ってくれる時もありますので、聞き逃さないよう心がけています。

そして否定しないこと。これも大切かなと思います。

 

最後らへんには「食事もちょっと頑張ってみます。お菓子を買いすぎないようにして、野菜をたくさん食べようかな」と言ってくれたら1番かなと。

いくら栄養士が言っても、日々の食事で実行するのは患者さんなのだから。

この栄養指導の場では食事内容の改善点やデータについて話すのも重要ですが、何より「食事があなたの体を作っている、食事のことをもう一度大切に考え直して欲しい」場にしたいと私は考えています。

栄養指導室は明るく、なんでも話せる雰囲気にしておくように心がけている毎日です。

 

そうやって心の苦しみ、悩みを打ち明けてくれるようになってきて、真剣に取り組んでいると昨日はかなり疲れてしまいました。

今日はクッキーでも焼こうかな😃

 

今日は栄養指導と心についてお話しさせてもらいました。「私はこう思って栄養指導しています」などあれば、コメントもお待ちしています✨

 

それではお先に失礼します。

お疲れ様でした♪