食は人の天なり  〜管理栄養士の実習日誌〜

病院で働く管理栄養士の毎日の記録です。

10月18日 ぎゅうぎゅうの月曜日

 

 

f:id:fregrantoliveKS:20211019070409j:image

おはようございます。めっきり秋めいて来ましたね。

自転車通勤が肌寒くなって来ました。上着を着ていかねば…

秋といえば私は金木犀の花が大好きなので、もうすぐあの香りに逢えると思うとわくわくします。

好きすぎて香水を買ったくらいです笑 でも金木犀の香りは秋の特別な香りのような気がして、香水は年中付けられるのに秋にしかいつも付けません。

勿体無いですね。

 

 

 

さて、18日の業務報告をします。

 

9:00 出勤 朝礼

9:30 実習生の紹介

9:40〜11:00 外来の栄養指導

11:00  昼の配膳チェック

11:30  栄養指導の報告書作成

12:30 夕食の食札用意

13:00〜14:00  休憩

14:00  栄養指導の準備や書類整理

14:30  栄養指導(透析患者)

15:00 朝の食札準備

15:30  入院患者様の栄養指導

16:30  明日の昼食の食札準備

17:00 夕食の配膳チェック

17:30 WEBセミナーの申し込み、確認など

18:00 退勤

 

でした。

今週から2週間、大学の学生さんが実習に来てくださっています。コロナ禍でオンラインで2組受け入れしていたのですが、お互い慣れていないのでバタバタしていたなあ… 今回は緊急事態宣言が解除になっているので、現地での実習です。

ただでさえ狭い栄養科の事務所が、ぎゅうぎゅうになります。

さらに今日からパートの栄養士さんも来ましたので、さらにぎゅうぎゅう…

座るところがなく、裏の倉庫へ片付けや、捕食の発注をしに逃げることが多くなりそうな予感です。

もちろん学生さんは現場に入って盛り付けや配膳を学んで貰ったり、栄養指導の見学などに入ることもあるのでずっと事務所にいるわけではないですが。

この2週間で色々感じて帰って欲しいなあ。と毎回思う今日の頃です。

 

私が病院実習で思い出になっているのは、検食で頂いたご飯が1つあります。

その日はおでんだったのですが、すごく味が染みていて美味しかったのを覚えています。

多分常食だったと思いますが、病院食って美味しいんだ!と感じた瞬間でもありました。

 

というのも、ずいぶん昔ですが亡くなった祖父がまだ生きており、骨折で入院した時に

「病院のご飯は美味しくないなあ」と言っていたのが印象にあり、

なら私が美味しいご飯を出してあげたい。

と思ったのが栄養士を目指すきっかけになったからです。

 

美味しい は人それぞれ感じ方があると思いますが、私の祖父は味が薄く感じていたようです。

病院の食事はなかなか作っている調理師や関わっている栄養士の顔が見えないと、背景がわからずに

「ただ毎日3食出てくる食事」としてとらわれてしまうかもしれません。

私が実習の時に食べた常食は、自分が現場に入って盛り付けなど手伝わせて貰った後のご飯でした。そりゃ美味しいに決まっている笑

 

なので私ができるだけ入院の栄養指導に行った時は、「どこでどのように作っているか」など話す事も多いです。

「そうか、ここで一生懸命作ってくれているんだなあ」とわかると、また感じ方が変わるかな、と思いながら。

きっと祖父も一人で食べる食事でしたし、寂しさも相まってそのような言葉が出たのでしょう。

祖父のような人を1人でも減らしいていきたいですね、頑張ります。

 

それではお先に失礼します。

お疲れ様でした♪ 気候の変化がはけしいので、体調気をつけましょう〜